5年生の担任をしていて、最近、あることを考えていました。
筆算が苦手な子どもがいます。
何度練習しても、うまくいかない。
途中で集中が切れてしまう。
解決まで粘り強くたどりつくことが難しい。
その姿を見ながら、私は、原因について考えるようになりました。
教え方なのか。
練習量なのか。
それとも、もっと別のところにあるのか。
カウンセラーさんとも話す中で、ひとつ感じていることがあります。
私たちは、ともすると、原因を外に求めがちだということです。
成績が伸びないと、もっと塾へ。
もっと教材を。
もっと量を。
けれど、本当に必要なのは、「増やすこと」ではなく、
何がつまずきになっているのかを丁寧に見つめることなのかもしれません。
考え続ける力。
手順を追う力。
毎日こつこつ取り組む力。
そうした土台が育っていなければ、外側だけ増やしても苦しさが残ることがある。
だから今、学級では、毎日一題、筆算に取り組んでいます。
たくさんの量をこなすことより、
一つひとつを丁寧に行うこと。
その積み重ねの中で、計算の力だけでなく、
粘り強さや、向き合う力も育てていけたらと願っています。
そして最近、これは子どもだけの話ではない、とも感じています。
私自身もまた、担任として抱えるタスクの量を調整する必要がある。
あれもしたい。
これもしたい。
理想はたくさんある。
けれど、現実には時間も、エネルギーも限りがある。
その中で、本当に大切なことを見極め、
量を抱えすぎず、一つひとつを丁寧に行うこと。
それは、子どもに必要なことでもあり、
私自身にも必要なことなのだと思うのです。
理想を現実に落とすことは、簡単ではありません。
むしろ、とても難しい。
けれど、その難しさの中で、
量ではなく、丁寧さを選びなおしていくこと。
それもまた、教育なのかもしれない。
最近、そんなことを考えています。
ーAmelie
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