からだの痛みと、小さな私の声|寄り道ダイアリー

最近、理由のはっきりしない体の痛みを感じることがありました。

病院で検査をしても、大きな異常は見つからない。
それでも、確かに苦しい。

胸がぎゅっと締めつけられるような感覚や、喉の詰まり、耳鳴り。
昔から、無理をすると体に出やすいほうでした。

今思えば、環境の変化を前にして、
知らないうちに緊張していたのだと思います。

ある日、お風呂の中で、ふと思い出した言葉がありました。

「自分で自分に“好きだよ”と言ってあげる」というものです。

試しに、そっと心の中でそう語りかけてみました。

すると——

予想もしなかった反応が返ってきました。

どこかに押し込めていた感情が、
一気にあふれ出すような感覚。

まるで、小さな自分が、強い怒りと悲しみを抱えて、
目の前に現れたようでした。

「今さら何?」

そんな声が、はっきりと聞こえた気がしました。

これまで気づかないふりをしてきた時間。
見ないようにしてきた気持ち。

それらが、一気に押し寄せてきたのだと思います。

その日は、ただ、たくさん泣きました。

そして、ようやく少し落ち着いたとき、
その「小さな私」に、こんな言葉をかけていました。

「苦しかったよね」
「ずっとがんばってくれていたんだね」
「気づけなくて、ごめんね」

うまく言葉にしようとしたわけではなく、
ただ自然に出てきた言葉でした。

すると、不思議と、その感情は少しずつ静まっていきました。

それからしばらく、
自分にやさしい言葉をかけることを続けてみました。

最初は、戸惑いや抵抗もありました。
受け入れられない日もありました。

それでも続けていくうちに、
少しずつ、その言葉を受け取れる瞬間が増えていきました。

「大丈夫だよ」
「一緒にいるよ」

そうした言葉が、
前よりも、ちゃんと届くようになってきたのです。

体の痛みが、すぐに消えたわけではありません。

でも、ただ苦しさに飲み込まれるのではなく、
その奥にあるものに、そっと目を向けられるようになりました。

振り返ってみると、
あのとき感じていたのは、単なる体の不調ではなく、
ずっと置き去りにしてきた自分からのサインだったのかもしれません。

気づいてほしい、という静かな声。

それに気づいたとき、
少しだけ、自分との距離が近づいたような気がしました。

今もまだ、揺れることはあります。

それでも、以前より少しだけ、
自分のそばにいられるようになった——
そんな感覚があります。

この言葉のきっかけをくれた一冊を、
最後にそっと紹介させてください。

わたしが「わたし」を助けに行こう(橋本翔太さん著)


— Amelie

最近、理由のはっきりしない体の痛みを感じることがありました。

病院で検査をしても、大きな異常は見つからない。
それでも、確かに苦しい。

胸がぎゅっと締めつけられるような感覚や、喉の詰まり、耳鳴り。
昔から、無理をすると体に出やすいほうでした。

今思えば、環境の変化を前にして、
知らないうちに緊張していたのだと思います。

ある日、お風呂の中で、ふと思い出した言葉がありました。

「自分で自分に“好きだよ”と言ってあげる」というものです。

試しに、そっと心の中でそう語りかけてみました。

すると——

予想もしなかった反応が返ってきました。

どこかに押し込めていた感情が、
一気にあふれ出すような感覚。

まるで、小さな自分が、強い怒りと悲しみを抱えて、
目の前に現れたようでした。

「今さら何?」

そんな声が、はっきりと聞こえた気がしました。

これまで気づかないふりをしてきた時間。
見ないようにしてきた気持ち。

それらが、一気に押し寄せてきたのだと思います。

その日は、ただ、たくさん泣きました。

そして、ようやく少し落ち着いたとき、
その「小さな私」に、こんな言葉をかけていました。

「苦しかったよね」
「ずっとがんばってくれていたんだね」
「気づけなくて、ごめんね」

うまく言葉にしようとしたわけではなく、
ただ自然に出てきた言葉でした。

すると、不思議と、その感情は少しずつ静まっていきました。

それからしばらく、
自分にやさしい言葉をかけることを続けてみました。

最初は、戸惑いや抵抗もありました。
受け入れられない日もありました。

それでも続けていくうちに、
少しずつ、その言葉を受け取れる瞬間が増えていきました。

「大丈夫だよ」
「一緒にいるよ」

そうした言葉が、
前よりも、ちゃんと届くようになってきたのです。

体の痛みが、すぐに消えたわけではありません。

でも、ただ苦しさに飲み込まれるのではなく、
その奥にあるものに、そっと目を向けられるようになりました。

振り返ってみると、
あのとき感じていたのは、単なる体の不調ではなく、
ずっと置き去りにしてきた自分からのサインだったのかもしれません。

気づいてほしい、という静かな声。

それに気づいたとき、
少しだけ、自分との距離が近づいたような気がしました。

今もまだ、揺れることはあります。

それでも、以前より少しだけ、
自分のそばにいられるようになった——
そんな感覚があります。

この言葉のきっかけをくれた一冊を、
最後にそっと紹介させてください。

わたしが「わたし」を助けに行こう(橋本翔太さん著)


— Amelie


Body Pain and the Voice of My Little Self

Recently, I began to feel a kind of pain in my body — one without a clear reason.

I went to the doctor. No significant problems were found. And yet, the suffering was real. A tightness in my chest. A lump in my throat. A ringing in my ears. For as long as I can remember, when I push myself too hard, it shows up in my body.

Looking back now, I think I had been tensing up without realizing it — bracing myself for the changes ahead.


One day, while soaking in the bath, a phrase came back to me.

“Tell yourself: I love you.”

I decided to try it. Quietly, gently, I turned those words inward.

And then —

Something I hadn’t expected happened.

It was as if everything I had been pressing down suddenly came rushing up at once. As if a younger version of me appeared right in front of me, carrying a weight of anger and grief I hadn’t known was there.

“What do you want from me now?”

That’s what it felt like she said.

All the times I had pretended not to notice. All the feelings I had looked away from. They came flooding in, all at once.

That day, I simply cried. A lot.


When I finally felt a little calmer, I found myself speaking to that little self. Not because I had planned to. The words just came.

“That was so hard, wasn’t it.” “You kept going for so long.” “I’m sorry I didn’t notice sooner.”

And somehow — the feelings began, little by little, to settle.


After that, I kept trying. Kept offering myself kind words.

At first, there was resistance. Days when I couldn’t receive them at all. But slowly, something shifted. Moments began to appear when the words actually landed.

“You’re okay.” “I’m right here with you.”

Those words started to reach me in a way they hadn’t before.


The pain in my body didn’t disappear overnight.

But instead of being swallowed by the suffering, I found I could turn toward what lay beneath it — gently, carefully.

Looking back, what I was feeling then wasn’t simply a physical ailment. It was a quiet signal from a part of myself I had left behind for a long time.

Notice me, it seemed to say.

When I finally did, something shifted. I felt, just slightly, closer to myself.


There are still days when I waver.

Even so, I feel a little more able to stay near myself than I did before.

To close, I’d like to quietly share the book that gave me these words in the first place.

I Will Go and Save Myself by Shota Hashimoto

— Amelie

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